母豚は一回の分娩で12頭くらいの子豚を産み、分娩後、母豚は約3週間子豚に母乳を与え、離乳後、約1週間で発情を迎えます。母豚はこの交配→妊娠→分娩のサイクルを繰り返していき、一年に2.4~2.5回ほど母豚は分娩をします。平均すると一年で母豚1頭から24~30頭以上の子豚が産まれる事になります。
一回の分娩で約12頭くらいの子豚(生まれた時は約1.5㎏)を母豚は産みます。
生まれた子豚は約3週間、母豚の母乳を飲んで大きくなります(約7㎏くらいまで成長)。
離乳された子豚は、他の母豚から離乳された子豚たちと一緒に離乳舎に移動して、母乳から固形の飼料を食べはじめ約70日齢まで過ごし大きくなります(約30㎏くらい)。 大きくなった子豚は離乳舎より広い肥育舎に移動して、更に大きく成長し生まれてから、6ヶ月くらいで120㎏前後になると食肉センターに出荷されます。
1.繁殖・交配

離乳母豚(経産豚)や候補豚(未経産豚)に人工授精(AI)で種付をします。その後は受胎・不受胎のチェックとして妊娠鑑定を行ったり、母豚の体型に注意しながら給餌量を調整して、分娩予定日の1週間前位に分娩舎へ移動します(妊娠期間は約115日位)。
2.分娩・授乳
出産して24時間以内に出る母乳を初乳と言いますが、生まれた子豚は母豚の初乳を飲み、病気に負けないための免疫をもらいます。 その後、約3週間母乳を飲んで大きくなります。


3.離乳

子豚は3週間くらいで母豚から離され、離乳舎に移動します。他の子豚たちと一緒になって大きくなっていきます。
4.肥育

生まれてから70日くらいで30㎏くらいに成長した子豚は肥育舎に移動され、更に大きくなります。
5.出荷
6ヶ月齢で約120㎏くらいになると出荷になります。出荷の際は体重をチェックして県内2ヶ所の食肉センターに出荷します。

